世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」三県協議会承認済
有史以前を起源として、紀伊半島南部一帯に散在する霊場、そしてその霊場を結ぶ参詣道及び修行の道が「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録されたのは2004年7月です。
現在、俗に熊野と呼ばれる地方は、律令以前には熊野国造(くまのくにのみやつこ)が治める熊野の国と呼ばれ、後に紀伊国の牟婁郡となり、紀伊の国の大半を占める広大な郡となりました。
明治になり三重県側の北牟婁郡の一部と南牟婁郡、和歌山県側の東牟婁郡、西牟婁郡の4郡に分割されるまでは今のように県境が入り組んだ様相ではなく、三重県尾鷲市、北牟婁郡紀北町から和歌山県の旧田辺市までが牟婁郡(むろのこうり)として一体的に認識されていました。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録資産

登録資産 概要
霊場 熊野三山 熊野本宮大社 熊野三山を構成する三神社の一つ  
熊野速玉大社 巨石崇拝に起源する、熊野三山を構成する三神社の一つ
熊野那智大社 滝崇拝を起源となす、熊野三山を構成する三神社の一つ  
青岸渡寺 大滝に起源する観音を本尊とする寺院。西国三十三箇所観音巡礼の第一番札所  
補陀落山寺 「補陀落渡海」信仰の拠点であった寺院  
那智大滝 古代より信仰の対象とされてきた日本一の滝  
那智原生林 那智大社の神域とされてきた原始林  
高野山 丹生都比売神社 金剛峯寺の鎮守とされる神社  
金剛峯寺 空海が開いた真言密教の山上修業道場としての寺院  
慈尊院 金剛峯寺の山下の政所に創建された寺院  
丹生官省符神社 金剛峯寺の山下政所の寺院の鎮守とされる神社  
吉野・大峰 吉野山 山岳信仰と修験道の聖地  
吉野水分字神社 吉野山の地主神を祀る神社  
金峯神社 吉野山の地主神を祀る神社  
金峯山寺 修験道の中心寺院  
吉水神社 金峯山寺に付属した神社  
大峰山寺 修験道の本尊が出現したという山頂にある寺院  
参詣道 熊野参詣道
(熊野古道)
中辺路 京都と熊野三山及び熊野三山相互を結ぶ最も主要な参詣道で紀伊路と同義である  
小辺路 高野山と熊野本宮大社を結ぶ参詣道  
大辺路 田辺市街から紀伊半島西岸を通り補陀落山寺に至る参詣道  
伊勢路 紀伊半島東岸を通り、伊勢神宮と熊野速玉大社及び中辺路小雲取越に至る参詣道  
高野山町石道 慈尊院から高野山奥の院に至る参詣道  
大峰奥駆道 吉野・大峰と熊野本宮大社を結ぶ修験者の修行の道  

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